「ドアノブの修理」

  ※ 本件についてはアイデアを提供させて頂きますが、安全性を含めて一切の保証はありません。
    あくまでも自己責任で製作・ご利用ください。

 十年以上使っている kwikset のドアノブですが、回しても十分にノッチが十分に引っ込まなくなってきました。分解すると回転運動を往復運動に変える部分の金属が摩耗していました。(このいい加減な作りはさすが米国製!失礼、これでいいのだ)そこで0.3mm厚のステンレス板小片をスポット溶接した ところ、元通り快適に使えるようになりました。ノブ一式でもUSのDIT店ではセールだと3個パックで10ドルの安物ですが、これを修理しながる使うのも楽しいものです。

 ドアノブ0 ドアノブ1 ドアノブ2

 購入当初の外見は金ぴかですが、すぐに年代を感じさせる状態になる品物です。ノブを回すと、デッドボルト部が引っ込む単純な仕組みです。写真(右)ノブがデッドボルトのリンク部に当たる部分が摩耗していました。

デッドボルトのリンク部アフター

 ノブから力を受ける部分が摩耗して、平らだった部分が、削り取られているのがわかります。(写真左)

 「すり減った部分」をカバーするように、ステンレスの小片をつけてしまおうというわけです。(写真右)

ステンレス小片

 まず、ステンレスの小片を作ります。

使用したステンレス板は厚さ0.3mmのもので、D.I.Y.店で購入しました。これを金切りばさみで5mm角に切断し、ペンチで挟んで折り曲げました。

棒状電極の設置電極セッティング 溶接機はYokodai.JP製HSW-03を使用しました。これはHSW-02Aの2倍の能力をもつスポット溶接機で、力のかかる部分もしっかり溶接することができます。

  電極は、棒状電極をを万力にくわえ固定します。その上にワークを置き、上から溶接ペンを押しつけます。

メッキ除去溶接部はヤスリ掛け
  溶接時に注意することは(1)電極に十分な圧力を加えるということと、(2)溶接部分の錆びやメッキ、油脂をおとしておくことです。

  (1)と(2)が不十分だと、大きな音とともにスプラッシュが飛び危険です。
溶接完了溶接完了

 電圧24V、パルス幅200μSで1回溶接した後、最大パルス幅でもう1回溶接します。

 スプラッシュが出ても安全なレベルで1回溶接します。このことでワークが安定し滑ることなく溶接ペンを押しつけることができます。また電気的な導通を確保し、スプラッシュの可能性を減少させます。

 

PS:1ヶ月くらい使用したところ、溶接したステンレス板が剥がれ落ちていました。かなりの力が加わるため耐えきれなかったようなので、溶接するステンレス板を0.2mm厚に変更した上、形状も L字型 から U字型に変更し、2枚重ねで溶接し直しました。その後2ヶ月を経過していますが順調です。

しかし、Webで「ドアノブ、修理」で検索しても、こんなことをやっている例は見つかりませんよね?普通ならば交換なんでしょうね。


  ※ 本件についてはアイデアを提供させて頂きますが、安全性を含めて作品の完全性を保証するものではありません。
   
あくまでも自己責任で製作・ご利用ください。また、良いものが出来ましたらお知らせください。御紹介いたします。