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KX3 用 内蔵Li-ion電池


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Elecraft社 KX3 の内蔵バッテリーホルダーを取り除き、リチウムイオン電池を収納するスペースを確保する作業を記述したページです。

 






電池ケースを外した際の取付ネジ4本の問題

KX3バッテリーホルダー固定ねじ 

 電池ケースをRFボードの固定しているネジは、2-56,9/32 と表記されているユニファイねじ(インチねじ)です。
2-56というのは、No2の規格(外径2.06~2.16mm)で1インチ山数56(0.453mmピッチ)のもの、そして9/32は首下7.2mmということになります。電池ケースを取り除いたあとに、このねじをそのまま戻すわけにはいきません。下にあるスタンドオフが短く、奥行きがないために頭が基板より出た状態になってしまいます。ネジを4本とも取り除いた状態でKX3を運用してみましたが特に問題はありませんでした。左右端の2本は、電池とは干渉しないので、ハードディスクを分解した時のネジを利用して留めてあります。 とはいえRF的にはしっかりねじ止めしておきたい場所です。

RF基板のネジを 2-56 x 5/32(3.96mm) に交換する

KX3バッテリーホルダのネジを交換

  電池ケースを取り去ると、RF基板が現れます。基板表面には表面実装のCR類があります。また、バッテリーケースを留めていた4本のネジは、2-56 x 9/32(7.14mm) です。

  このネジを受けるRF基板の下にあるスタンドオフは、全長が短くボトムカバーから来るネジと取り合いになるため、バッテリーケースを留めていた9/32のネジでは基板上にかなり頭が出てしまいます。そこで、RF基板を留めるネジを首下が短く頭の低い 2-56 x 5/32(3.96mm) のネジと交換しました。
(写真中央を横に少しずれて4本並んでいるネジ)

RF基板の上にゴム板を敷いて絶縁を確保する

KX3のRF基板とLi-ion電池の間に絶縁のためゴム板を入れる

  電池ケースを取り去ると、RF基板が現れます。基板表面には表面実装のCR類がありますので、バッテリーと接触することがないように、0.5mm厚のゴム板を敷きます。寸法は 59mm x 128mm で良いと思います。 置くだけで固定はしていません。
上蓋側の充電チャージャー基板にあるアルミエッジが気になりますので、ここにポリエステルテープでも貼り付けておいた方が安心できますが、現在は手当てしていません。

YouTubeに動画を入れました

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【Tips】
KX3のRF基板とLi-ion電池の間に絶縁のためゴム板を入れる

 私はバッテリーホルダーのネジ4本のうち、中2本は使用していません。4本すべてのネジを留めても、 バッテリーは収納できるのですが、低頭のねじといっても周辺の表面実装部品よりは頭が高いので少し蓋が閉めにくいのと、バッテリーを押さえつけすぎるような感じでしたので、 とりあえず両脇2本のみ使用しています。
 左の写真は 2-56 x 5/32(3.96mm) のネジです。