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KX3 用 内蔵Li-ion電池


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Elecraft社 KX3 は最新のSDR技術を駆使し、低消費電力で最大RF出力15Wという魅力的なトランシーバです。内蔵バッテリーケースに収められる大容量リチウムイオン電池のサイズについて検討します。

 






KX3 用 内蔵リチウムイオン電池に求められる仕様

リチウムイオン電池がKX3で充電可能であり期待した通り使用可能なことがわかりました。

 次の段階は、物理的にKX3に収めることができるリチウムイオン電池の選定を進めます。下の写真は、KX3 に装着されていた単三電池ホルダーを取り外したところです。オプションの KXBC3 バッテリーチャージャ(基板)は上部の四角い金属色のついた基板です。トロイダルコアの並んだ基板はATUアンテナチューナーで、その右側のスペースが電池ケースのあったところです。

KX3 Battery Case and Li-ion Battery

電池ケースは秋葉原でも入手可能な安物(失礼)でバネ部での電圧降下も大きい。

KX3 のバッテリーケース部分に装着可能なバッテリーサイズ
Size of Li-ion Battery for KX3
いい加減な手書きで歪んでいてごめんなさい。(中学校の技術家庭科で斜投影法やったのに)
(1)横幅(82mm)はもう少し長くても入ります。
(2)縦幅(54mm)は、電池ボックスがずれて配置されているせいでこの値になります。
(3)厚さ15.6mm は、これ以上厚いと収納できなくなる(ほぼ)限界値です。
(4)図示しているコネクタは、下の理由からFT-817用Li-ion電池パックのものです。 

上記の寸法は、以前に開発したFT-817用内蔵リチウムイオン電池と ほぼ同サイズでした

(1)そこで、FT-817用リチウムイオン電池を使用することにして
(2)FT-817用電池コネクタとKX3のコネクタをつなぐ変換ケーブルを用意することにします。
(3)収納スペースに余裕があるので変換ケーブルのケーブル長は100mmにします。
(4)中間コネクタを利用することでKX3本体のコネクタの抜き差し負担を軽減できます。
(5)KX3本体側は2mmピッチのピンコネクタで、挿し違い防止のキーが挿入されています。
(6)FT-817Li-ion電池パック側のコネクタはFT817本体についているものと同じです。
(7)ケーブルはAWG26か28ですが、本開発では古川のビーメックスSを利用します。

Jump cable KX3 to FT-817 Li-ion Battery 

コネクタとケーブルの接続

 
FT-817ND のバッテリーコネクタと KX3 のバッテリーコネクタを入手しなければなりません。この手の自作をする場合、リチウムイオン電池の入手と取扱を除いてはここが一番ハードルが高いかもしれません。まず、コネクタのメーカと型番を特定する事、そして適合する圧着工具を購入し、工具の使用法に習熟する必要がありました。コネクタピンは、半田付けするわけにはいきません。熱で物性が変化し金属のばね性が失われてしまうからです。ケーブルはコネクタに圧着しますが、作業にはそのコネクタ専用の圧着工具が必要になります。アマチュア的には汎用の安い圧着工具(それでも4千円以上します)を使用する方法もありますが、電線被覆の剥きしろは1mm,圧着位置は1mm以下の精度が要求されるため、メーカ製の専用工具とは加工の手間と仕上がりがまったく違います。
 
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【Tips】

 今回(2016年6月)、購入したのは KX3-F 本体(完成品)の他、KXAT3(自動アンテナチューナー)、MH3(マイクロフォン)、KXBC3(充電ユニット)です。 説明書等の書類の他に添付されていた付属品は、KXUSB(USBケーブル)と 電源ケーブル(内径2.1 外径5.5のL型コネクタ)、KX3 Allen Wrench (六角レンチ)でした。マニュアルの他には、日本国内向けに送信可能周波数が調整されている旨の英文証明書と日本語証明書が含まれていました。英文の取扱説明書は、Web で公開されているものより新しいバージョンでした。