ソミーの部屋(入口)メインタイトル標識

Transponder for IC-905


ページ 4 / 4
前ページへのジャンプボタン 次ページへのジャンプボタン


トランスポンダ―試作機の外観  

トランスポンダ―の正面    トランスポンダ―の構成 
 

 トランスポンダ―は受信した信号を自動的に録音し、一部を再送信して信号レポートを返すシステムです。5Gや10GのSHFバンドでは、アンテナの指向性に加えて運用局数が極端に少ないため、ワッチしていても誰も聞こえないという状態が続いています。これを打破するために声を出し続け、自動応答するシステムを開発しました。

 現在、開発・テスト運用中のトランスポンダ―です。正面パネルは動作確認するだけのLEDがあるだけです。青色はメッセージ送信、赤色は受信信号の録音中であることを示します。リアパネルには、DC5V電源ジャック、モード切替スイッチ、IC-905接続ケーブル、HM243スピーカマイク接続ジャックを配しています。モードスイッチは①消音モード②サウンドオン③録音モードを切り替えるロータリースイッチです。トランスポンダ―正面からみえませんが、指をあてて操作できます。HM243スピーカマイクは、トランスポンダ―を通して、IC-905に接続します。


トランスポンダ―の周辺

トランスポンダ―の構成  トランスポンダ―の構成  トランスポンダ―の電源制御 
 

 現在、JH1IFZ(横浜市港南区)より10G,5G,2.4G.1.2Gでテスト運用中のトランスポンダ―をご紹介します。①IC-905XG ②トランスポンダ―(905の左) ③ICOM RS-BA1(リモートコントロールソフト)④リモコン用IPスイッチです。第3者の信号を中継するレピータと異なり特別な許可は必要ありません(と判断しています)が運用中はオペレータの監視が必要です。そのためどこからでもPCやモバイルフォンからモニターし、制御、応答できるようにしてあります。それでも24時間運用する訳にいかない(私が寝られなくなる!)。今後の課題は、アンテナの方向制御とIC-905の制御を連動して自動化することです。

トランスポンダ―の操作

HM243リモコンマイク   トランスポンダ―の構成 
 

 トランスポンダーへのメッセージを録音するには、モードロータリースイッチを REC MODE にすることから始まります。メッセージの録音開始・停止の切り替えはPTTで行います。単に「A」「▲」「▼」「B」ボタンをクリックすると、記録されているメッセージが再生されます。

 PTTスイッチを押した状態で①マイクキーパッド「B」をクリックすると、トラポン第1メッセージ(こちらはトランスポンダ―、貴方からのメッセージを録音しレポートをさしあげます。K)の録音開始、「B」もう一度クリックすると録音を停止します。

 ②同様に、PTTスイッチを押した状態で 「▲」をクリックすると、トラポン第2メッセージ(貴方の電波は信号強度3以上でこのように届いています)の録音開始、「▲」をもう一度クリックすると録音を停止します。

 ③同様に、PTTスイッチを押した状態で 「▼」をクリックすると、トラポン第3メッセージ(一連の動作を終了しましたAR)の録音開始、「B」もう一度クリックすると録音を停止します。

 ④相手局のメッセージは第4メッセージ領域に自動的9に録音されますが、上の方法と同様に「A」ボタンでも録音・再生が可能です。

 録音を終了してトランスポンダ―動作を開始するには、モードロータリースイッチを SOUND ON にします。トランスポンダ―からの音を消音したい場合は、SILENT にしてください。また、運用時は、スピーカマイクHM243のPTTで送受信の切り替えが行えます。なお、トランスポンダ―は出先からインターネットで制御できるリモートコントロールIPスイッチを使用していますので、動作を停止させる電源スイッチはあえて装備ませんでした。

IC-905,IC-705の機能

ベランダ設置アンテナ
 

 トランスポンダーの運用時間を変更しました。ソミーの部屋の「アマチュア無線の部屋」トップページに掲載しています。今までは、1日4バンドで運用するために、朝9時~12時~15時~18時~21時に10G,5G,2.4G,1.2Gと切り替えていたのですが、なんせ完全手動方式Hiのため、バンド切り替えのたびにアンテナを廻したり、1次業務保護機能の解除などで、もう限界。。。というわけで、1日1バンドで月曜日から木曜日まで4バンドで 土,日はシャックにいる時は10G/5G/2.4Gでメインチャネル中心にCQとワッチ+トランスポンダ―運用に切り替えています。


ベランダアームGP


ページ 4 / 4
前ページへのジャンプボタン 次ページへのジャンプボタン