ソミーの部屋(入口)メインタイトル標識

FT-857M 50W運用リチウムイオン電源装置の開発


ページ 7 / 8
前ページへのジャンプボタン 次ページへのジャンプボタン

FT-857DM 50W運用可能なLi-ion電源 の開発記録です(2018/10/07掲載)

 






パワーコネクタの検討

 ここまで、外部で利用するパワーコネクタは、FT-857Dで使用されているJST製の6極品と、現行のFT-991AやIC-7600で使用されている4極品を使ってきました。 しかし、ブログページでも書いた通り、これらのパワーコネクタは、耐用挿抜回数に制限があって、10回以上の抜き差しを行うと接触抵抗が増加してしまうという欠点があります。ここではこの問題を解決していきます。

FT-857Dで使用されているパワーコネクタ
 電極の構造を見ると、実に安物(失礼、安価)の作りです。これで10A流すのですからピンを抜き差しすれば緩んできますし、接触抵抗も増加して発熱も起きるでしょう。メーカ指定の正規圧着工具で加工すればまだいいのですが、アマチュア的に半田付けとなると、ばね性も失われます!ちなみに左側はアマゾンで売られている穴径が大きくて使い物にならない物を、中に1.9㎜のドリルを入れて圧着工具で締めなおした品です。これで使っている局もあるようですが、私は使う気になれません!
 正規のピンの圧着にHOZANの汎用圧着工具P-706を使用するのであれば、AWG16ケーブルでは、2.4Lを心線に、2.4Hを軽く被覆にあてると良いようです。

FT-991やIC-7600など最近の機器に使われているパワーコネクタ

 FT-991やIC-7600など最近の機器に使われているパワーコネクタのケーブル側です。旧型コネクタにピンと形状は変わっていますが、似たようなもんです。
 圧着工具は前述のものでOKですが、AWG12用のピンでは、被覆側の金属が若干長いので1㎜程度ニッパで落としたほうが良いようです。

Andersonコネクタのハウジングとコンタクトピンです

アンダーソンコネクタ  FT-857やFT-991のコネクタとAndersonコネクタの決定的な違いは、3つあります。一つは、コンタクトピンです。アンダーソンはコンタクトピンとそれを押さえるバネが別です。(左上の赤いハウジングの中に板バネがみえます)そのため(バネ性心配不要で)ピンは圧着だけでなく半田付けも可能です。二つ目はコネクタにオス・メスの区別が無い!ということです。従って、色を別にすれば部品はハウジングとコンタクトピンの2種類だけです。 3つ目はレゴブロックのように、必要なだけハウジングを組み合わせる事ができる点です。2極だけでなく、3極でも4極でも自由に作ることができます。(シアノアクリレート系接着剤でブロックを固定可能)

 アンダーソンコネクタの材質と圧着工具

アンダーソンコネクタの圧着工具  アンダーソンコネクタ(正確にはこの品はAndersonのPowerpole)は銀メッキされた銅のコンタクトです。アマチュア的に汎用圧着工具で締めている方もいるようですが、こればかりは、専用工具(RS品番 531-009 2万円ちかくしますがこの手の専用工具では安い方です)の使用を強くお勧めします。写真のように一発でしっかり奇麗に仕上がります。変な工具で圧着するなら半田付けのほうがいいと思います。
 
ページ 7 / 8
前ページへのジャンプボタン 次ページへのジャンプボタン
【Tips】